■ご注文から納品まで
■なぜ検品が必要なのか?
中国輸入は商品種類も多く、安いのがメリットではありますが・・・
中国と日本は近い国ながら、その文化や品質に対する考え方には非常に大きな違いがあります。
中国で生活しているとよく聞くのが「差不多」という言葉です。「差が多くない=ほとんど同じ」という意味なのですが、この概念が包括する範囲が非常に広いです。
日本:ほとんど同じ→違うもの
中国:ほとんど同じ→同じもの
というくらいに違います。
他にも理由はあると思いますが、この考え方の違いが「不良品率の高さ」につながっていると思います。ただ、ここでいう「不良品」という表現も、あくまで日本の基準で見た結果であって、中国的に不良品となるのかは別の話です。「ほとんど同じ」に対する考え方が異なっていますので、日本的には不良でも中国的には不良とならないことが良くあります。
タオパオ、アリババで販売されている商品は、その中国市場向けに生産・販売されている商品ですので、それをそのまま日本に輸入販売したら・・・結果は容易に想像できるのではないかと思います。
不良品は必ず一定数の割合で納品されてきます。不良品の具体例としては下記になります。
・デザインが画像と異なる
・ロゴが画像と異なる
・色目が異なる
・色移りがある
・生地の汚れやキズがある
・縫製不良
・素材が異なる
ショップの画像ではドルマンスリーブだったはずが、商品が届いてみると、普通の袖で、ただのトレーナーに・・・。
ショップ画像
実際に届いた商品画像
ノンブランド商品として購入したのに、有名ブランドのロゴが付いている・・・。
ショップ画像
実際に届いた商品画像
商品画像と実際の商品の色が異なる
ショップ画像
実際に届いた商品画像
商品の縫い付けてある生地の色が違ったり、商品ごとに色が異なる
左右で色が異なる
商品ごとに色が異なる
生地にダメージ(伝線、穴空き)や汚れがある
ダメージ(伝線)
ダメージ(穴空き)
汚れ
■検品の流れ
お客様からのオーダー受領 | お客様からのオーダーを受領し、オーダー内容を確認後に前金として商品代金の50%を頂戴してから仕入れ作業に入ります。 |
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検品センターへの商品搬入 | 工場や市場から検品センターへの商品搬入時に商品の受け取り・入庫確認 |
検品作業開始 | 汚れ、破れ、糸のホツレの有無を確認し、検針を行います。不良品は項目別に不良箇所にシールを貼って仕分け致します。 ショップへの返品などが必要な場合、返品作業を行います。返品可否については、各ショップによって異なりますが、基本的に『服としての着用可否』が基準となります。 |
検品作業中 | 判定の難しい内容については、お客様へご報告し、判定をいただくシステムとなっています。 |
商品出荷 | 商品の出荷手配を致します。OCSもしくは佐川での発送となります。 不良品(返品不可の商品も含む)の対応方法ついては、相談に応じます。 |
※ネーム、下げ札については、弊社にて用意しております。お客様でご用意いただくことも可能です。
※目安期間について
発注から買付まで 1日〜3日
買付商品が検品会社に到着 買付ショップ住所に応じて変動
検品 3〜5日
中国から日本への発送 3〜5日