中国輸入を行う際の代行業者の必要性

現在流行しているメルカリやヤフー、フリルなどのフリマサイトで中国から仕入れた輸入商品は人気があり、よく見てみると数多くの商品が取引されていることに気付きます。

同じように中国から商品を輸入して販売しようと思って、中国サイトで、同じ商品を見付けて購入したとしても商品到着までは不安が付きまといます。実際届かなくてお金だけを支払い返金もされない事例も多く、意気込んで始めた個人販売業もやる気はあるのにドロップアウトする方も後を絶ちません。

今回はこのような事態を少しでも打開するため、中国輸入代行業者は必要なのか、またどの様に有効活用した方が良いのか見ていきましょう。

■輸入代行業者とは?
そもそも輸入代行業者とは何をしてくれるのでしょうか。輸入代行業者とは、私たちが中国本土へ足を運ぶことなく中国で商品を購入して日本へ発送してくれる業者になります。特に中国輸入での代行業者の存在はとても重要で、売上や作業効率、そして利益に直結しますから、これから中国輸入で商品の販売を考えている方は、どのような中国輸入代行業者を見付ければよいのかをぜひ読んでもらえればと思います。

■輸入代行業者の役割
代行業者は、中国サイトなどで商品の買い付けを行い、商品の配送までを専門で営む会社になります。以前は、代行業者は数えるほどしか存在していませんでしたが、現在では、中国輸入ビジネスが盛んなこともあり、瞬く間に増え続けて現段階では、50社以上も輸入代行業者が存在しています。

■使った方がいい理由
改めて、輸入代行業者を使ったほうがいい理由をまとめてみたいと思います。

①商品発送面の壁
中国本土よりアリエクスプレスなどを利用して販売者が商品を直接日本に発送る場合を除き、通常では日本に商品発送を行ってくれる販売者はほとんどいません。

②言葉の壁
発送面での交渉事や商品の返品、値引きなど諸事情の交渉には中国語か英語でのやり取りが基本となります。

③支払い面の壁
アリババやタオバオなどの中国輸入主要サイトの支払い方法は基本として支付宝(アリペイ)を使用しています。ここで支付宝(アリペイ)のアカウントを新規作成する場合は、SIMカードと中国の銀行口座などが必要です。銀行口座やSIMカードを用意するために本人が直に中国国内の銀行窓口に出向く必要があり最低1回は中国に行かなければなりません。このような事柄を鑑みて代行業者を利用するのが賢明です。

④商品の検品
輸入代行業者を使うべき一番の理由は、この商品の検品になります。基本的に、中国サイトで紹介されている商品はあくまで商品の見本写真になります。注文した商品が手元に届いて実物を見てみたら、サイトに掲載してあった写真と全くの別物だったなんてことは普通にあります。全くの別物だったというのは極端だったとしても、日本人が考えるように、商品写真と全く同じものが届くということはほとんどありません。必ずと言っていいくらいに、何か不具合が存在してしまうのが中国なのです。

そういった商品を日本に届いてから中国の販売者に交渉したとしても、ほとんど話は聞いてくれませんし、仮に返品できることになったとしても、日本への往復送料は購入者側負担となってしまい、損失だけが発生してしまうことになります。そうならないためにも、中国で商品の検品はしておきたいですね。

■使わずに自分だけでやる時のメリット・デメリット
◎中国輸入代行業者を利用するメリットから見ていきましょう。
・中国国内外で製造される商品の自由買い付け
・価格の交渉や支払いに関する交渉(商品買い付け時の価格交渉も可能)
・商品全般のチェック(検品など重要事項)
・ラベル貼りや梱包作業、発送業務など
・その他に依頼したいことはオプション
・語学力を必要としない
・国際配送料が割安になる
・輸入ビジネス自動化が見込める

◎輸入代行業者を利用する際やはり一番の利点は、中国語や英語などの語学力を必要としない点ではないでしょうか。海外からの輸入となると一番の心配事は言葉の壁ですが、心配は皆無です。代行業者とのやり取りは基本的に日本語 で行います。

◎価格の交渉事も大きなメリットではないでしょうか。ただでさえ安い中国製品をさらに値下げすることも可能となりますので、値引き交渉は魅力のある事柄です。

■デメリット
◎中国輸入代行業者を利用しない場合のデメリットも見ていきましょう。
・販売者の融通が利かない点でトラブルが多い(理屈ばかりこねる販売者が多い)
・商品買い付け時の価格交渉がほとんどできない
・運営側の人手不足が原因で商品の発送が遅い
・商品の欠品や損傷が多く販売するに至らない
・メールの返信連絡や回答が遅い
・語学力の壁
・国際配送料が割高(悪質な販売業者は上乗せしてくる場合もあり)などなど他にもありますが、割愛させていただきます。

◎輸入代行業者を利用しないで取引する際やはり一番の欠点は融通が利かない点ではないでしょうか。販売者も会社組織として運営しているので、ルールに重きを置く設定とされていますので、規則に従う販売業者は融通が利かない場合が多くなります。このような事態を未然に防ぐことも必要になりますので、中国輸入代行業者を利用したほうが賢明と言えます。信頼できる中国輸入代行業者の見定めも必要になります。

■うまく活用する方法
上手に代行業者を利用するには、やはり中国輸入業者を2~3社利用してみてはどうでしょうか?この業者は、対応が良いとか、この業者は利用するに値しないなど自分なりの判断基準を想定して使い分けることも良いのではないでしょうか。あとは売れそうな商品をリサーチする貴方の先見の目が必要になります。検品の正確な代行業者をうまく活用することも重要です。

■上手く活用する方法(検品が重要)
販売をする上でやはり一番気を配るのが、商品の品質ではないでしょうか。なるべく不良品は出したくないと考えるのは自然な流れです。検品作業は一番重要です。輸入代行業者は、納品する際に必ず不良品かどうか優良品かを検品してくれます。また、企業規模で配送及び検品を行いますので、スピードも早いのがウリです。アマゾンなどの相乗り販売になると納品スピードはすごく大事な事項です。検品が正確で納品スピードの速い代行業者を積極的に利用してみてはいかがでしょうか。

■見極めるポイント!
◎代行業者選びで失敗しない見極めポイント
◎レスポンスの迅速さ 
・見極めの第一ポイントとして、レスポンスの早さは重要です。例えば商品の見積もりを依頼してから見積の作成完了までの時間が短ければ短いほど早く確認することができ、次回の入金や買い付けにかかる時間も短縮できます。つまり利益に直接関わってくる重要事項です。

◎次に費用も重要です。
・かかる費用に決済レートや代行手数料、国際送料と月額費用などトータルの費用が必要になります。特に注意が必要なのは、国際送料です。商品量が増えると影響が大きくなりますので、トータルで見て安い会社にすることも重要になります。

◎FBAへの納品に対応しているかどうかの見極めも重要
・このFBAへ納品ができる点はアマゾン販売においては絶対外せない条件ではないでしょうか。配送ラベルや商品ラベル貼り付けの作業やFBAに納品可能なサイズで梱包してもらわないといけませんので、事前にサイズなどを伝えておく必要もあります。ラベル貼りの費用なども業者によりまちまちなので、確認しておく必要があります。

◎検品体制も重要
上記にも書きましたが、検品の正確さも重要になります。アマゾンのような相乗り出品では色んな種類の商品を取り扱いすることから、様々なセラーから発注することに関連する壊れやすい商品や梱包が曖昧で中身が壊れている不良品など、納品できない商品が送られることもあります。このようなことを未然に防ぐ手立てとして検品体制が整っていれば品質を守ることができます。この他にもチェックすべき項目として以下を挙げます。

・料金体系の明確さ
・ホームページの操作性の良さ
・発注の手際の良さ
・問い合わせなどのレスポンスの速さ
・OEMに対応している
・商品画像撮影の代行

など抑えておきたいポイントは多岐にわたります。

■時間短縮がカギ
中国輸入ビジネス初心者には、 輸入代行業者の利用は必要であると断言します。商品販売は、スピードが命です。品物にはすべて賞味期限(商品期限)があると考えています。時間的節約や労力的節約をして楽にビジネスを展開するのも貴方の考え方ひとつです。輸入代行業者を積極的に利用活用してあなたのビジネスを成功へと導いてください。

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